一年半の「車なし生活」を通して、私はいろいろなことを実感しました。
社会に目を向ける、いいきっかけにもなったと思います。
なかでも環境問題に、関心を持つようになりました。
京都を走る「くまモン電車」
これは、四条大宮~嵐山間を走る「京福電車」で通称「嵐電」。路面電車です。
熊本を応援するためのラッピング電車が、一時間に一本くらい走っていますよ。
8月9日には、くまモンも熊本から駆けつけてくれたそうです。
年内は走っているそうなので、今度乗ってみたいですね。
京都の公共交通事情
京都市民にとって、京都の公共交通はお世辞にも便利とはいえません。
主な鉄道はJR、近鉄、阪急、京阪、京福そして地下鉄ですが、市内を網羅しているわけではありません。東京や大阪のような、網目状ではないのです。
そのために多くの市民はバスを使うことになります。
狭い道路、交通渋滞、観光バス、路上駐車…。
そのせいでバスは、なかなか時間通りには来ません。特に観光シーズンはひどいですね。
しかもバスはいつも満員です。ここ何年かの観光客の増加で、特に混むようになりましたね。高齢者の方が大変そうで、気の毒になることがあります。
路面電車の復活はあるか
車の通行の邪魔になるからということで、路面電車の多くが姿を消していきました。
京都市でも、日本で最初の路面電車だった市電が1978年に廃止されています。
今出川通りに路面電車を走らせる「LRT構想」など、路面電車の復活を望む声もありますが、実現は大変そうです。
ヨーロッパのトラムのように、低床式でバリアフリー・省エネ・低公害を実現できる、路面電車の復活は、将来的にはあるのでしょうか?
建設費は地下鉄よりずっと安いそうですが、今の車社会を変えていけるでしょうか?
もし実現できたなら、バスのような遅延によるイライラも解消されるかも(笑)
でもゆっくりと走る路面電車は、眺めるだけで気持ちが和む気がします。
路面電車が復活すれば、生活も心もスローダウンできるかも知れないですね。
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