一冊の本との出会い
京都 広沢の池
毎日忙しく、バタバタとした生活を送っていると、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていきます。自覚していなくても、心は疲れているんですね。
私は、体調を崩したり、事故で車を廃車にしなければならなかった頃、一冊の本に出会いました。
それは、エクナット・イーシュワランの『スローライフでいこうーゆったり暮らす8つの方法』という本。目から鱗でした。
さっそく私なりに、生活をスローダウンしようと決めたのです。
『スローライフでいこうーゆったり暮らす8つの方法』の真意とは?
1.スローダウンする
2.一点集中する
3.感覚を制御する
4.人を優先させる
5.精神的な仲間を持つ
6.啓発的な本を読む
7.マントラを唱える
8.瞑想をする
著者はインドで生まれ、英文学の教授や著述家として活躍後、40年間アメリカで「瞑想」について教え続けました。せわしない現代人に、上記8つのプログラムを提案して、生活をスローダウンさせることの大切さをユーモアを交えつつ説いています。
“調和のとれた平静な心は、どのような外的な状況にも決して乱されることなく自由のうちに生きていられる。それがスローダウンすることの真の成果である”と。
今に集中して効率を上げることの大切さ
「あれもしなきゃ、これもしなきゃ…」となると、なかなか一つのことにじっくりと向き合うことができないもの。そうなると今やっていることに集中できなくなりますよね。
私も何回も経験しましたが、イライラして時間的にも余裕がない状態に陥ってしまう。そうなると結果的に、効率が下がり仕事の質が落ちてしまいます。
しなければいけないことに優先順位をつけ、一つ一つに集中して丁寧にこなすことで、効率が上がり仕事の質も上がります。
その結果、生まれるのは「時間と心の余裕」です。
余裕の生み出すもの
「あれもこれも」と抱え込んでいると、不安や心配で落ち着きのない状態になってしまします。
では、今に集中することで「時間と心の余裕」ができたらどうでしょうか?
私の場合は、まず物事をゆっくりと考え、感じることができるようになりました。
できるだけ自分の感覚を磨き、自分の好きなもの、自分にとって大切なものは何かということを考えるようにしています。好きなもの、大切なものは自分を幸せにしてくれます。
それとは逆に、自分にとって嫌いなもの、苦手なことに対しては、考え方を変える努力をするようになりました。
「できるだけプラス思考で。そしてできるだけ受け流せるように。大雑把に!」です。
リラックスして穏やかに暮らす
生活をスローダウンさせ、リラックスすること。それによって生まれた穏やかな心は、優しさや思いやりの気持ちを増していくというのは本当でした。
私の場合、「心が歌いだした!」そんな感じですね。
家族に対しても、今までよりも少しだけ?穏やかで優しい気持ちで接するようになりました。
その結果、口げんかしたり嫌な態度をとったりということも、ほぼなくなりましたね(笑)
家の中が、穏やかな暖かいムードになっています。
幸せのために
平凡でかわり映えのしないような毎日。そのフツーの日々こそが幸せなんだと思えるようになりました。
余裕のあるリラックスした暮らしは、穏やかで優しい気持ちを生み出します。
今の社会には、理不尽なことや許せないと思うことがたくさんあります。
また信じられないようなニュースに、心を痛めることもしばしばです。
生活をスローダウンさせ、もっと余裕のある毎日を送ることができたら、もう少し平和でお互いを思いやれる社会になれるのかも知れないですね。
よろしければお願いします!