11月11日から始まった天龍寺塔頭宝厳院のライトアップに行ってきました。
暖かいせいか、たくさんの人が来られていましたよ。
紅葉は、まさに今が本番という感じです 。
天龍寺塔頭宝厳院について
宝厳院は、臨済宗天龍寺の塔頭です。1461年に室町幕府の管領細川頼之氏の財により、聖仲永光禅師を開山に迎え創建されましたが、応仁の乱により喪失。
その後、豊臣秀吉より再建され、天龍寺塔頭弘源寺境内に移転後、2002年現在地に移転再興したということです。
また、嵐山を借景とした庭園「獅子吼の庭」は、室町時代の禅僧策彦周良禅師の作。「獅子岩」などの巨岩を配した借景回遊式庭園です。
「獅子吼」とは「仏が説法する」という意味で、天龍寺の曹源池庭園とおなじく、「龍門瀑」の表現が引き継がれています。
龍門瀑とは中国夏朝の皇帝・禹が、治水事業において山西省の黄河上流にある竜門山を切り開いてできた急流のこと。
中国の故事にある「登龍門」の由来である「鯉が三段の滝を登って将に龍に化す様」を現しています。鯉が死を賭してまで龍になるべく努力する様子にならって、修行僧が観音の知恵を得る(悟る)まで、努力をしなければならないことを、借景回遊式庭園のなかで表現しているのです。
夜間拝観の楽しみ方
庭園内を散策して、まず感じるのは草や木々の香りです。
そして風が揺らす葉擦れの音。緑の苔や岩の美しさ。
夜の庭園は、ライトアップされて光る葉と、影の部分が織りなすコントラストが、とても幻想的です。
普段の生活で忘れかけていた「自然」を五感で強く意識して、心が癒されていきます。
忙しい日常から離れて、 気持ちをリフレッシュすることができました。
2016年秋の夜間特別拝観の詳細
開催期間 2016年11月11日(金)~12月4日(日)
拝観時間 午後5時30分~午後8時30分閉門
※受付終了(本堂)午後8時 (庭園)午後8時15分
庭園の拝観料 大人600円 小中学生300円
宝厳院本堂特別公開は別途 大人500円 小中学生300円が必要です
今、宝厳院は紅葉のピークを迎えています。
昼間もとても綺麗ですが、夜間のライトアップは 一見の価値ありだと思います。
土日はすごく混むので、できたら平日の方がいいかも。
よろしければお願いします!