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大切な人を亡くした虚無感から立ち直るたった一つの方法!

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先月、大切な人を病気で亡くしました。

癌で余命半年と診断されていたので仕方がないのですが、辛くて苦しくてどうしても立ち直れませんでした。

昼間は頑張って普通にしているのですが、夜ベッドに入るとその人のことを思い出して悲しくなり、眠れなくなってしまったのです。

そして決まって過呼吸になりそうになりました。

 

約一か月が過ぎ、少し落ち着きを取り戻したように思います。

どうすれば大切な人を亡くした虚無感から立ち直れるのか。

たった一つの方法に、私は気づいたのです。 

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解決できるのは時間だけか?

 

こういう時、「時間が解決してくれる」といいますよね。

確かにそうなののかも知れません。でもその時の自分は、あまりの虚無感に押しつぶされそうでした。

この状態がいつまで続くのかと思って、泣きたくなりました。

どうすれば、乗り切ることができるのか…。

時間以外に解決できる方法はないのか…。

 

普段の私は明るく前向きで、夜の私はまるで別人のようでした。

他の誰にも、そんな自分の姿をさらけ出すことができなかったのです。

 

こんな時、カウンセリングに行く人もいると聞きます。

カウンセリングをしてもらえば、この辛さや悲しみは本当に軽減するのでしょうか?

行ったことがないのでわかりませんが、そもそもカウンセリングとは何をするのでしょうか?

そして何かが変わるのでしょうか?

 

でも私にはそんな気力がありませんでした。

「やっぱり、自分で乗り超えるしかない」そう思っていました。

 

 

自分をコントロールすること

 

今まで、どんな時も前を向いて乗り切ってきたつもりでした。

できるだけ辛いことや悲しいこと、腹の立つことは考えないようにしながら…。

嫌な感情には蓋をして、目の前のことだけに集中して…。

だから嫌いな人とも付き合えたし、苦手な事にも向き合ってこれました。

感情に蓋をしたりやり過ごすことを覚えてからは、いろいろなことに対して自分自身をコントロールできるようになりました。

そのような術を知らなかった十代や二十代の頃に比べると、信じられないくらい楽に生きられるようになったのではないかと思います。

 

でも大切な人をなくした虚無感を乗り越えるのは、そんなに容易なことではありませんでした。初めての経験ではないのですが…。

対象が“現在”ではなく“過去”、そして“現実”ではなく“記憶”なのです。

自分の感情が制御不能に陥ってしまったことに、一番驚いているのは私自身でした。

 

 

書くことで気持ちを整える

 

こうやってブログを書いていると、少し気持ちが落ち着くように思います。

文章を書くことで、自分の感情をコントロールするという経験は初めてでした。

感情的になっていた自分を冷静に見つめ直し、理性の世界へ連れて行ってくれるように感じました。

 

かつてまだ少女だった頃、日記を書いていたことがあります。

日々のとりとめもないことから、楽しかったこと、嫌だったこと、辛かったこと、好きな人のこと、悩み…。

それは感情を投げつけるような、ストレスをぶつけるような、喜びや楽しみを共有するようなものでした。

 

大人になった自分は、今の感情ではなく別のことを書くことで落ち着きを取り戻し、少し穏やかな気持ちになりつつあります。

 

 

大切な人を亡くした虚無感から立ち直る方法

 

大切な人を亡くした虚無感から抜け出すには、やはり時間が必要だと思います。

時間は悲しみや辛さを軽減し、癒してくれるはずです。

ではいったいどのくらい時間が経てばいいのでしょうか?

私にはそれを待つだけの、心の余裕がなかったのです。

 

ある晩のこと。

その人が亡くなる前に一緒に撮ったスマホの写真を眺めていました。

初めは悲しくて涙が止まりませんでした。

でも見ているうちに、楽しかったいろいろなことを思い出して、いつの間にか穏やかな気持ちになったのです。

 

そして気づきました。

私がその人のことを忘れずにいる限り、その人は私の中に生き続けているということに。

出会えたこと、同じ時間を過ごせたことに、感謝の気持ちを持ちながら、何度でも記憶の中のその人に会おうと…。

 

「共に生きている」

そう考えることが、大切な人を亡くした虚無感から立ち直るたった一つの方法なのです。  

 

 

大切な人との思い出を、これからも優しく穏やかに心の中に抱き続けていたいと思います。 

 

 

 

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