3月15日に清涼寺で、お松明式が行われます。
お松明式とは、釈迦の涅槃会の伝統行事で、お釈迦様が荼毘に付される様子を再現しているそうです。
五山の送り火、鞍馬の火祭と共に「京都三大火祭」の一つです。
京都に春を告げる清凉寺のお松明
早稲・中稲・晩稲に見立てた高さ7メートルもの松明に点火。
その火の燃え方でその年の農作物の豊凶を占います。
また、本堂前に立てられる13本の高張り提灯の高低で、江戸時代には米相場を占ったと言われています。
清凉寺の境内はとても広く、お松明の周りにはたくさんの露店も出るので、毎年たくさんの観光客と地元の人ですごい賑わいです。
嵯峨や嵐山地区の子供達をはじめ、地元ではよく知られた行事の一つですね。
境内の狂言堂で行われる、嵯峨大念仏狂言(重要無形民俗文化財)は、京都三大念仏狂言の一つです。
夜八時、松明に点火されてからが圧巻です。
火の勢いがもの凄くて、怖いくらい。
顔が熱く感じます。
夜空にオレンジ色の火の粉がたくさん舞いあがって、勇壮で幻想的。
一見の価値ありです!
紅葉の時期を過ぎると、普段は静かな清凉寺。
西に(左)進んで行くと、二尊院、そして平家物語にも描かれた滝口寺、祇王寺へと続いていきます。
地元で愛される森嘉のお豆腐
清凉寺の門前の通りにある(門を出て東)「森嘉」は、京都ではかなり有名な嵯峨豆腐のお店です。
創業百五十年以上とのことですよ。
京都市内の料亭や料理旅館でも、湯豆腐といえば森嘉のお豆腐が使われています。
でも手作りのためか、一部のデパートやお店でしか買うことができません。
森嘉に直接買いに行くことができるのは、とても有難いことなのです。
地元の人が、できたてのお豆腐を求めて並んでいることもあります。
私も森嘉の嵯峨豆腐のファンです(笑)
なめらかで適度なコシがあって、本当に美味しいですよ。
お豆腐だけでなく、銀杏やユリ根など具沢山であっさりとした飛竜頭(ひろうす)は最高です。
ぜひ一度試してみて下さい!
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