テレビやネットで「京都人」という言葉をよく見聞きします。
ほとんどが悪いイメージで使われていて面白いです。
でも京都では、この「京都人」という言葉には二通りの意味があるんですよ。
知らずに使っていると痛い目に合うかも?です(笑)
テレビなどで使われている「京都人」のイメージ
最近、「京都」VS「大阪」とか「京都」VS「滋賀」みたいな番組が多いですよね?
そういう番組のほとんどは「京都人」がらみです。
結局、「京都人」のプライドの高さや、思っていることを口にしないところ、他府県を見下しているところ、いけずなところなどをあげつらって落とすみたいな感じでしょうか?
今までみんなが思ってきたことだったり、一度ならずも嫌な思いをしたことがあることだったりするのかな?
「笑い飛ばしてスッキリする」みたいな感じかも知れないですね。
私が好きな「秘密のケンミンSHOW」という番組では、MCの久本さんが「京都人イジリ」をするのが面白くていつも笑って見ています。
彼女は大阪人ですからね。
当然ながら京都人受けはよくありません(笑)
「偏りすぎ!」とか言って怒っている人が私の周りにもたくさんいます。
でも以前NHKで放送していた「京都人の密かな楽しみ」という番組では、「京都人」=「京女」として描かれていました。
こちらは上品でおしとやかでちょといけずな京女を常盤貴子さんが演じていて、すごく人気があったようです。
この番組はバラエティーと正反対で、ちょっといいイメージでした(笑)
「京都人」の意味とは?
「京都人」とは京都で生まれ育った人のことを指します。
コミュニティーが狭くてつながりが深く付き合いが長いので、お互いの仲間意識や連帯感が強いという特徴があります。
"京都生まれ京都育ち"ということに異常なまでのプライドを持っていて、他府県を見下したり「京都人」以外を寄せつけなかったりします。
またうわべと本音は違うと思った方がいいですね。
その場の空気を読んで周りに合わせるのが上手です。
表立って本音は言わないけれど内緒話は大好きで、人の悪口と噂話が大好物(笑)
ではどうして「京都人」という言葉がこんなに正反対のイメージで使われているのでしょうか?
それは「京都人」という言葉には二通りの使い方があるからです。
京都人が使う「京都人」
京都人は自分たちのことを「特別な存在」だと思っています。
もちろん勝手な選民意識なんですが、「千年もの昔から都だった京都に生まれ育ったもの」としてのプライドは相当なものです。
「日本で京都は一番、だから自分たちも一番!」と本気でそう思っていたりします。
京都人が自分たちのことを「京都人」と言う時は、そんな風な意味です。
「うちら京都人やからそんなことわからへんわ」
「だって京都人やもん」
そんな会話を何度聞いたでしょうか。
もちろん京都人以外に対してです。
要するに、京都人同士の仲間意識で自分たちに対して「京都人」を使います。
京都人以外と差別化をして、「京都人の方が上」という意味を込めているのです。
また女性は「京都人=京女」と自負していますが、上記の「京都人の密かな楽しみ」の常盤貴子さん的イメージでしょうか(笑)
京都人以外が使う「京都人」
それに対して京都人以外が使う「京都人」とは、テレビなどのマスコミやネットで日々使われているどちらかといえばよくない意味ですよね?
プライドが高くて腹黒、いけず、嫌味…。
そのため京都人は、京都人以外から「京都人」と言われるのをとても嫌がります。
ただ京都の女性はやっぱり人気があるようです。
男性を立てる、つくす、我慢強い、控えめ、上品、優しい…。
そういうイメージが根強くあるんですね。
おそらくこれらは男性の理想や願望なんでしょう(笑)
とにかく「京都人」と付き合うなら、二通りの意味を理解しておくことです。
「京都人」の前で「京都人」というワードを使うのはNGですよ!
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