80年代の大学はとにかく学生の数が多くて、特に四月のキャンパスは学生でごった返していました。特に学食!
メニューの多さにビックリ!
大学の学食には「~定食」「~丼」「麺類」「一品物」「汁物」などがあり、季節によってメニューはいろいろ代わりました。
大学に入ったばかりの頃、うどんやそばのおつゆがすごい薄味で本当に驚きましたね。
京都は薄味と聞いていましたが薄味というより味がなかった!
また生野菜にかけるドレッシングが何種類も置いてあって、自分で好きなように選べるところが新鮮でしたね。
最初こそ戸惑いましたが、慣れるといろいろ試してみたりしてました。
個人的におもしろかったのは、やっぱり丼物でしょうか。
マーボー丼や鶏カツどん、中華丼は、それまであまり食べたことがなかったので新鮮でした。
夏の冷麺も種類が多くてうれしかったです。
大混雑だった学食
学食はキャンパス内にいくつもありましたが、どこもいっぱい!
トレイを持ったまま、食べ終わるのを通路で待っているような状態でした。
そのうち、荷物を置いて席取りをしてから、食券を買いに行くという技(?)を覚えました。
ただあまりの混雑で、3講目の授業に遅れてしまうこともしばしばでした。
大学に来る学生の数はゴールデンウイークのあと位から減り始めましたが、学食はいつも混んでいたように思います。
清算の仕方はそれぞれの学食で違っていて、先に食券を買う学食もあればトレイに料理の器をのせてレジで支払う学食もありました。
レジもやっぱり順番待ちで長蛇の列でしたね(笑)
大学に慣れてくると学外の喫茶店や食堂にも目が向きはじめ、一通り入ってみるようになりました。
学食より空いてて楽だったけど、みんなあまりお金がなかったしやっぱり基本は学食という人が多かったですね。
座席の確保が最優先
今と違い席を確保するのが大変だった時代。
一人で食べるのをためらっている学生は少なかったように思います。
もちろん女子は今と変わらず群れるのが基本でしたね。
友達同士で座ろうとすると、もう必死(笑)
“食べ終わりそうな人を探し出してその横で待つ!”基本中の基本でした。
キャンパス内の男女の比率は圧倒的に男子が多く、学部によってはクラスに女子が一人とか二人ということもあったようです。
理系とか法学系は本当に少なかったですね。
“ぼっち”をこわがっていたら、大学生活が成り立たない!
そんな時代でした。
今の学生は極端に“ぼっち”を嫌うようで、テレビで「学食の座席の改革」的な番組を見たことがあります。
「一人ぼっち=友達がいない」みたいに思われるのが嫌で、食事を抜いたりトイレの個室で食べる学生がいるとのこと。
そこで“ぼっち席”なるものを作ったとかいう話でした。
“ぼっち席”とは、壁際や窓際の席に仕切りを設けて、相席したり誰かと向かい合ったりしなくていい席のことだそうです。
よくカフェにありますよね。
「何とデリケートな!」と思う反面、そういえば自分だって一人で食べるの苦手だったな…。
少し前から、少子化で学生を確保することが課題になっている大学が多いと聞きます。
様々な工夫や気遣いをしてもらえる今の学生が羨ましい気がしますね。
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