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「京都広沢の池をのんびりと眺めて平安の昔をしのぶ」とっておきのリラックスタイム

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京都市右京区にある嵯峨の地は、古くは平安貴族の別荘地でした。

観月の名所としても知られている“広沢の池”は、初秋の美しい季節を迎えようとしています。

 

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月の名所としての広沢の池

 

平安貴族に愛されたこの地は、「月の名所」として度々和歌に詠まれてきました。いくつかご紹介すると、

 

 「やどしもつ 月の光の大沢は いかにいつとも 広沢の池」 西行法師

 
 「古の人は汀に影絶えて 月のみ澄める広沢の池」 源頼政


 「あれにける宿とて月はかわらねど昔の影は なほぞこひしき」 平忠度

 
 「名月や池をめぐりて夜もすがら」 松尾芭蕉

 

 

今年の中秋の名月は9月15日だそうですが、これは十五夜のことで、満月は17日ということです。

 

広沢の池から少し西にある大覚寺大沢の池では、毎年「観月の夕べ」という行事があります。

嵯峨天皇が大沢池に、中秋の名月に舟を浮かべ、文化人・貴族の方々と遊ばれたことから始まったそうです。期間中は大陸風の龍頭船、鷁首船を浮べ、お茶席が設けられます。平安の王朝絵巻のような優雅なひとときです。

 

平成28年は、9月15日(木)から9月17日(土)の3日間 17時から21時頃まで

 

 

年間を通して美しい広沢の池

 

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古くから景勝地として愛されてきた広沢の池は、周囲約1.3キロ。

春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色、どの季節をとってもとても美しく、眺めているとしばし現実の憂さを忘れるほどです。 

 

この同じ景色を、平安貴族も眺めていたのかと思うと感慨もひとしおですね。

 

広沢の池の水面に遍照寺山などが逆さに映る姿は、まるで絵画のようです。

 

また、毎年12月に行われる鯉あげの行事も有名で、ニュースで取り上げられたりしています。(鯉を買うことができますよ!)
 
テレビや映画のロケ地としても知られ、たまに撮影をしているところに出会うことがあります。

 

最近では、NHKの朝ドラ『あさが来た』でもロケに使われていました。残念ながら見に行くことはできませんでしたが…。

 

 

歴史的風土保存地区 北嵯峨

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そして、広沢の池から西に広がる北嵯峨周辺は、歴史的風土保存地区です。かつて沼地だったこの一帯も、今は田園地区となり、自然の美しい風景が広がっています。

 

この辺りは、観光ルートから少し外れているせいか、観光客の姿は少なめで、時々レンタサイクルの人たちが駆け抜けて行きます。

 

のんびりと自然を満喫できる「穴場スポット」ですね。

 

ここ広沢の池そして嵯峨は、私にとっても心癒されるスポットです。

のんびりと池を眺めていると、気持ちがリセットされ、とてもリラックスできるのです。

 

 

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