京都市民は京福電車のことを、親しみを込めて“嵐電”と呼んでいます。
最高速度40キロで、のんびりと走る路面電車です。
四条大宮の街並み
四条大宮の意味
京福電車のホームページによると、「大宮」とは皇居のことを指し、大宮通りは「皇居の通り」という意味だそうです。大宮通りは平安時代には大宮大路と呼ばれ、四条大路とともに交通の要路として栄え、都大路の中でも最も往来の激しい主要幹線道路だったということです。
京の西の玄関口
また昭和44年に廃止された、トロリーバスの始発駅もあり、四条大宮は京の西の玄関口だったのです。
現在の四条大宮
四条通りと大宮通が交差し、さらに後院通りが北西から斜めに交差する五差路です。
碁盤の目のように南北、東西に直角に交わる通りが多い京都で、斜めに走る後院通りは珍しいですね。
市電を開通させる時、材木業者たちの反対にあい、千本通を 南下させることができなかったため、斜めになったということです。
この辺りは居酒屋やサウナ、焼き肉屋さん、ファストフード店、宝くじ売り場(高額当選で有名)などが多く、とても庶民的です。なんとなく懐かしい感じさえしますね。
夕方になると、あちらこちらからのいい匂いがお客さんを誘っていますよ(笑)
嵐電に乗って出発!
嵐電の運賃は、どこまで乗っても大人210円こども110円。また、いろいろなお得切符も販売されているようです。
嵐電四条大宮駅の沿線には、新撰組ゆかりの壬生寺や、壬生屯所旧跡の八木邸といった歴史的観光スポットがあり、観光客で賑わっています。
ここから嵐山まで乗車時間22分。
路面電車独特のノスタルジックな外観は、見ているだけでゆったりとした気持ちになりますね。
のんびり路面電車に揺られていると、窓から見える景色もどこかノスタルジック…。
街中を走り抜け、太秦広隆寺や車折神社を過ぎ、すかっりリラックスしていたら、もう降車駅です。
詳しくは嵐電のホームページをご覧ください。
関連記事
よろしければお願いします!