北野天満宮に行ってきました。
初詣や初天神の賑わいも一段落し、境内は人が少なくてのんびりでした。
2月3日は節分会。また多くの人が訪れることと思います。
これからまだまだ受験シーズン!
合格祈願の絵馬はどれも真剣そのもので、緊張感が伝わってきました。
三光門から本殿へ
三光とは、日、月、星の意味で、梁の間に彫刻があることが名の由来ですが、星の彫刻だけが見られないともいわれています。
その理由は、かつて朝廷があった大極殿から望むとちょうどこの門の上に北極星が輝くことから。天空と一つになって平安京を守っていた場所がこの北野の地なのです。
この伝説は「星欠けの三光門」として今も当宮の七不思議に数えられています。 社殿と同じく、桃山時代の建築様式で重要文化財に指定されています。
と書かれています。
三光門は壮麗で、本当に調和のとれた美しさ。豊臣秀頼公の造営です。
初詣の頃には人が多すぎて、じっくり見ることができませんが、北野天満宮の中で一番の豪華さです。
本殿にて参拝
振り返ってみれば、これまでにどれだけいろいろなお願いをしてきたことでしょう。
しかも、わずか百円のお賽銭で…。
本当に厚かましい話です(笑)
でもいつも何か心のよりどころになるというか、不安な気持ちを決心に代えられたような気がします。
ありがたいことです。
北野天満宮といえば“梅の花”
菅原道真公がこよなく梅を愛したことから、境内には1500本もの梅の木があるそうです。
大宰府に左遷されるときに、庭の梅に詠んだという和歌
東風吹かば
匂ひおこせよ 梅の花
主なしとて 春を忘るな
中学時代だったでしょうか、この歌に込められた道真公の様々な想いを想像して、何とも言えないせつない気持ちになったことを思い出します。
そして、この有名な和歌に詠まれた梅の花が、道真公を慕い一晩のうちに太宰府に飛んで行ったというのが“飛梅伝説”です。
これらのことから、梅が北野天満宮の神紋となり、命日にあたる2月25日には梅花祭が行われています。
梅花祭の日は上七軒の舞妓さんや芸妓さんの野点があり、露店もたくさん出て、毎年とても賑やかです。
梅苑は1月28日から公開されています。
今年は年初暖かい日が続いたせいか、早咲きの梅はもう咲いていますよ。
でも、その後雪が降ったりして寒い日も多かったので、見に行くならもうちょっと先の方がいいかもと思いました。
撫で牛信仰
菅原道真公をお祀りした北野天満宮では、牛は神の使いとされています。
「道真公が生まれたのが丑年」「亡くなったのが丑の月の丑の日」「牛が刺客から道真公を守った」など 、多くの伝承があるようです。
天満宮の中には牛の像がたくさん置かれています。
いくつくらいあるのか数えたことはありませんが、とにかくたくさん!
しかも、各種あるのでちょっと面白いですね。
参拝に来られた人が撫でているのをよく見かけますが、学問の神様なので、やっぱり頭を撫でている人が多いですね(笑)
自分の頭を撫でた手で、牛の頭を撫でるといいそうです。
また、自分の体の悪いところを撫でた手で、牛の同じところを撫でると良くなるとか。
おかげで牛はツルツルです!
そういう私もよく撫でました(笑)
効き目があったかどうかは よくわかりません。
よろしければお願いします!