嵐山・高雄パークウェイの手前から
新丸太町通りから清滝街道を北に行くと、嵐山・高雄パークウェイの嵐山・清滝口ゲートがあります。
保津峡が一望できるこのパークウェイは、紅葉で有名な高雄まで全長10.7㎞のドライブウェイ。
紅葉の季節に限らず、四季折々の花が楽しめてとても景色がいいのでお勧めです。
市街地から離れているからか、知名度が低いからかわかりませんが、紅葉の季節以外はすごく空いています(笑)
長々と説明しましたが、今回はパークウェイには行かず、その手前の橋の上からです。
橋の上から見た鳥居本の街並み
写真の奥に見える朱い鳥居は、愛宕神社への起点「一の鳥居(いちのとりい)」です。
まっすぐに伸びる参道を橋の上から眺めてみました。
参道の両脇には、今も昔の面影をとどめた茅葺き屋根の農家や瓦屋根の古民家が並んでいます。
1979年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
写真を撮っていると、タイミングよく人力車がやってきました。
この街並みと人力車!とてもレトロな感じです。
一瞬、今の時代にいることを忘れてしまいそうな気がしますね。
一の鳥居の向こうには平野屋、そしてさらに歩いて行くと愛宕念仏寺があります。
この人力車に乗って、どこに行って来たんでしょうか?
そんなことをのんびりと考えるのも、ちょっと楽しいですね。
ここにいると現実を忘れてしまいそうです。
木々からのマイナスイオンを浴びているせいか、ゆったりとした穏やかな気分になりました。
京都の市街地を望む
橋の反対側からは、京都の市街地が見えます。
写真の右の白い塔は、京都タワーです。
嵐山・高雄パークウェイでは、市街地をもっと広範囲に一望することができます。
本当にいい眺めですが、今回は行きませんでした。車がないので(泣)
この地区の子供たちは、嵯峨小学校・中学校学区ですが、学校が遠いので大変そうでした。中学校は自転車通学ですが、帰りは上り坂できつそうですね。
時刻は午後5時過ぎ。
冬には真っ暗になる時刻ですが、まだこんなに青空が広がっていました。
余談
写真を撮っていてふと思いました。
これからはこんなふうに写真を撮ることに、ためらいを感じたりするようになるのでしょうか?
自分の考えや思いを、自由に書くことにも躊躇するようになるのでしょうか?
「自由や権利を守ること」は「自然や景観を守る」ことと似ていると思います。
壊してしまうのは簡単ですが、守っていくことはとても難しいこと。
一度壊してしまうと、なかなか元には戻せないこと。
そして自分とは関係ないと思っていても、必ず自分に返ってくることです。
自分の利益だけを考えるのではなく将来のことを考えて行動しなければ、だんだん住みにくい場所になってしまうということに、遅ればせながら気がつきました。
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