電車の時間より、30分以上も早く着いてしまった午前9時の京都駅。
伊勢丹もまだ開いていないし、30分というのは少し中途半端な時間です。
「そうだ京都駅を見て回ろう!」
ここの建築が大好きな私は、“京都駅”を楽しむことにしました。
京都駅散策
朝の通勤通学ラッシュが一段落した、平日のこの時間。
割とのんびりとした雰囲気です。
それにしても京都駅は、いつ見ても面白い構造ですね。
とても魅力的です。
光の差し込むアトリウム
朝の柔らかい光が差し込んで、コンコース全体が優しい表情です。
この位置からだと、カフェのお客さんがずいぶん下に見えますね。
外国人観光客から見ても、この駅は面白いと思うのでしょうか?
あちこちカメラを向けている方が多いです。
格子の中のビル
正面に京都タワーのビルが見えます。写真の右上にある、お椀のようなものの上がタワーです(笑)
格子越しに塩小路通のビルを眺めるのは、面白い趣向かも?
平安京時代の坊城制(碁盤の目)を取り入れているそうです。
こうやって眺めてみると、本当に“門”のようですね。
空へと続いていく解放感
何といってもこの駅の面白さは、空へと続いていくこの大階段です。
まるで天へと昇っていくみたい!
デパートが開いていないこの時間は、まだ人影はまばら。
でもイベントがある時は、この階段が劇場の椅子になります。
人がぎっしり座っている様子は、見ているだけで楽しくなりますね。
無機質なアトリウムが光の空間に
さっきの大階段とは180度反対側。ホテルグランヴィア京都側です。
東から差し込む光が、駅のアトリウムを優しく包んでいます。
無機質な鉄骨の天井が、優しい表情を見せてくれるこの時間の京都駅。
この後、時間の変化と共に様々な表情に変化していきます。
クロード・モネの 「睡蓮」や「ルーアン大聖堂」の連作を思い出してしまうような、美しい光の移ろい。
時間だけではなく、季節や天気によってもまったく違う表情を見せてくれます。
私は、京都駅に何度足を運んだのでしょう?
考えてみれば何十回、いや何百回…。
それでも飽きることなく、来るたびになんだか楽しげな気分になります。
おかけで、中途半端な待ち時間が、とても楽しい遊び時間に変わりました(笑)
気がつけばあっという間に時間が過ぎて、満たされた気分を胸に電車のホームに向かいました。
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