一日も祝日のない6月が昔から苦手だった。急に暑くなったと思ったら、梅雨入りしてじめじめする日が続いたり…。なんだかはっきりしない天気でどうも気分的にパッとしないからだ。しかも以前と比べると暑さのレベルも雨量のレベルも違ってきているのでなおさらかも。熱中症も線状降水帯のような雨の降り方も、私が子供の頃にはなかったし。その頃はもっと涼しかったからスポーツ大会みたいなことは6月にしてたように記憶している。大雨が降るのは梅雨の開ける直前か台風で、台風はだいたい9月に集中していた。だから苦手だった梅雨の時期の6月が今はさらにしんどくなった。
雨が多い時期の広沢の池は水の量が豊かで少しだけ広く感じる。
私が水辺が好きなのは海の近くて育ったからだろうか?子供の頃のことを思い出す時、必ず海のある故郷の風景を懐かしく想う。
6月もまた短歌を作ってみた。
記憶の中の故郷の景色は…やっぱり海の景色!
・灯台のらせん階段上りきる展望台は青い潮風
・灯台を背にして父は釣り糸を垂れた波間をじっと見つめる
・堤防に腰かけて見る残照と灯台の灯と薄い三日月
幼馴染も懐かしい。一緒に習字を習ったり…
・香り付き消しゴムくれた少年は髭蓄えたマスターになり
・ゲシュタルト崩壊してるバラバラに何度も書いた毛筆漢字
夏本番までに努力を惜しまず頑張ろう!
・十分のエアロバイクを毎日の日課にしよう夏が来るまで
・マジックをお湯だけで消すシャワー買うシミもホクロも消える気がする
でもこれはやめられない!
・もこもこの泡のジョッキでビール飲む君はサンタのような口ひげ
六月が終わる…
・水含む空気を纏う六月はちょっとブルーにドビュッシー聴く
・雨粒がキラキラ光り流れゆく窓を見ながら食べる水無月
雨の日は少しだけブルーになってしまうけど静かな時間を過ごすのもいいかも。ラベルやドビュッシーの音楽を聴きながら、ゆっくりと珈琲を飲むのはどうだろう?
今月も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
よろしければお願いします!