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ゆるっと京都 de スローライフ

スローライフを実践している私の雑記ブログ!

在宅介護の現状に憤りを抑えられません!~親戚のおばあさんが亡くなって思ったこと~

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寝たきりで自宅介護の生活をしていた親戚のおばあさんが、とうとう亡くなってしまいました。

介護を受け始めてから亡くなるまでの2か月を振り返ると、納得がいかないことだらけです。

日本の高齢者福祉は本当にこのままでいいのか、改めて考えてみたいと思います。

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介護認定の現状

 

彼女は89歳。「要支援2」という介護認定を受け、自宅で独りで生活していました。

2月の寒い時期に玄関先で倒れているのを発見され、救急搬送されました。

低体温症で発見が遅れていたら、命にかかわるような状況でした。

杖を使って歩くこともおぼつかない状態だったので、心配していたことが現実になった形です。

 

数メートル歩くのに何分もかかり、しかも方向転換ができにくいために転倒ばかりしていました。

すでに自力で家事をするのは、かなり無理があったのです。

例えば食事。出来合いのものやインスタントばかりで、時には何も食べないこともあったようです。

そんな状態で「要支援」というのはおかしくないのかということを、ケアマネージャーに相談していた矢先の、救急搬送でした。

その後3週間の入院生活を経て、自宅に戻りました。

 

 その経緯については、以前にも書いています。 

yuluttokyoto.hatenablog.jp

入院中に介護認定のやり直しで、「要介護3」になりました。 

 

要支援」というのは、寝たきりになることを防ぐ目的があるそうです。

それならば彼女のような場合、本当に「要支援」でよかったのか今だに疑問です。

放っておいたら、転倒して歩けなくなるのは誰の目にも明らかだったはず。

それをわかっていて、何のケアもしてもらえず、本当に寝たきりになってしまったことに憤りを感じずにはいられません。

 

 

自宅介護の現状

 

病院では看護師さんの介助で、食事と排泄はベッドから降りてしていました。

食事の時は車いすにテーブルをつけて、排泄はベッド脇のポータブルトイレで。

また、毎日病院の廊下で歩行訓練もさせてもらっていました。

 

退院後は「要介護3」になったため、ヘルパーが1日3回(毎日1時間ずつ)来てくれるようになりました。

とはいうものの、夜間一人になるのは同じなので、以前にも増して心配でした。

 

しかし驚いたのは、彼女が寝たきりになったという事実です!

病院では看護師さんの介助を受けながらベッドから降り、一人で食事や排せつができていたはず。

介護サービスの契約をした親族に、経緯を聞いてみました。

ベッドから降りたり、椅子やポータブルトイレに座らせたり、またベッドに戻したりなどの介助が、ヘルパーの負担になりすぎて無理があるからという理由だったそうです。

 

そんなことって本当にありなんでしょうか?

「要介護」の状態では、自立支援は必要ないということでしょうか。

それとも、それが一般的な介護の現状なのでしょうか?

介助があれば頑張れる状態なのに、寝たきりにさせるなんて、私にはまったく理解できません。

 

食事と排泄は、人間の尊厳に関わることです。

 

 

在宅医療の現状

 

彼女は退院から2週間で亡くなってしまいました。

朝ヘルパーが訪問して、発見したそうです。

 

寝たきり状態になってから十日ほど経った日のこと。

その日から週に一回、デイサービスに行くことになっていました。

でも、初めてのお風呂や慣れない場所で気疲れして、体調を崩してしまったようです。

そもそもベッドの上での生活しかしていないのに、6時間の外出は初めから無理な計画だったように思います。

 

次の日から食欲がなく、痰が絡んでいて、多分風邪を引いたのではないかということでした。

その日は祝日で、かかりつけの医院は休診だったので、翌日に電話して往診を頼んだそうです。

でも往診の受付は午前中までなので、その日は無理ということだったそうです。

 

なぜヘルパーが、朝一で電話しなかったのかということも疑問です。 

ですがそれ以上に驚いたのは、かかりつけ医が抗生剤と痰を切る薬を、診察もなしに処方したということです。 

 

その時点で熱は37度4分。

89歳という高齢を考えると、抗生剤を診察もせずに出すということが本当に正しかったとは到底思えません。

 

ヘルパーが帰る直前に測った体温は38度1分だったとのこと。

その薬を服用してから5~6時間で、彼女は独りで亡くなりました。 

 

一人暮らしの高齢者が寝たきりになった場合、夜間一人で過ごすことを考えると、在宅介護や在宅医療の在り方を見直す必要があるのではないかと思わずにはいられません。 

 

また経済的な理由から施設等に入所できず、自宅で介護を受けざるを得ない高齢者をなくすように、改善していく必要性を感じました。

それから、自宅介護を希望する人が十分な介護を受けられるようにしていくことも、合わせて必要だと思います。

 

 

人間らしい最期を迎えること

 

“せっかく長生きをしても幸福ではない”

高齢者の方からよく聞く言葉です。

 

5人に1人が高齢者という時代。これが現実ならなんと悲しいことでしょう。 

世界第3位の経済大国だと言いながら、実際には幸せな国とは言えません。

 

国民の理解も得られていないような、憲法改正共謀罪法案などに時間をかける前に、すべきことはたくさんあるはずです。

一体誰のための“国”なんですか?

 

長年真面目に働いてきた彼女が、なぜあのような最期を迎えなければならなかったのかと思うと、胸が痛みます。

「全ての人に、最期まで人間として幸せに生きる権利がある」というのは、理想でしかないのでしょうか?

日本の高齢者福祉の現状は、思っていたよりも酷いものでした。

 

今まで何にも知らなかった自分に対して、腹立たしい気持ちでいっぱいです。

 

そしてもっと憤りを感じるのは、偏った理想を追求することにしか興味のない政府と、格差や閉塞感の広がる現状とのギャップに対してかも知れません。

 

「ふざけるな~!」

今、大声で叫びたい衝動に駆られています。(でも叫びません!) 

 

 

 

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