NHK総合で「御堂筋線モダン建築でたどる大阪100年」という番組を見た。ナビゲーターは歌舞伎役者の片岡愛之助さん。興味深い内容で面白かった。御堂筋ができてからの１００年を辿る、前編と後編の２回放送の番組だ。
前編で紹介していたのは、御堂筋沿いにある「船場ビルディング」や「大阪ガスビルディング」などのモダン建築、地下鉄御堂筋線そして地下街。特に梅田周辺の地下街は、迷路のようで面白い。いつも迷いそうで不安になる理由がわかった気がする。地図で見てさえも複雑なんだもんね(笑)初めてウメ地下に行った時は全くわからなかった。しかも地下なのに水の流れる川があったり、「泉の広場」には大きいレトロな噴水まであった(笑)今は改装されてすっかりオシャレな感じになったけど。いろいろなカラーのライトで、ラブホのようだった噴水も今となっては懐かしい。
私が学生の頃は、地下鉄のホームに向かう道端（地下）に、全国のお土産物を売る露店の様なスペースがあった。あれはいったい何だったのかなぁ？すごく不思議に思って、大阪の友達に聞いても詳しいことは解らずじまいだった。それとあの頃は、何か暗くて古くていつも混んでいた。後ろから押されるのが怖くて、あまり前の方に並びたくなかったなぁ。大阪の人はせかせかしていて苦手だった。
今の御堂筋線のホームは明るくて清潔だ。ホームにはドアもついているので押されても安心だし(笑)みんな心なしか余裕があるように見える。
そして後編は、個性あふれる建物や高層建築、御堂筋線の延伸などについて紹介していた。日本でも一位二位を争うくらい面積の狭い大阪では、建物は高層になっていくしかないというのはよくわかる。高層階に庭園やテニスコートがあることが当たり前になっていくのかもしれない。
ただ、やっぱり地震の事を考えてしまう。地盤は大丈夫なのか？揺れは？火災は？エレベーターは？避難はどうするのか？などなど…。あべのハルカスでも少し頭をよぎったもんね（笑）考えないようにしてたけど☝️
原広司氏が設計した梅田スカイビルは、世界初の連結高層ビルとのこと。できた時は本当に驚いた。原氏が設計した京都駅ビルと、高さは違うけどテイストがよく似ている。
この番組で紹介されたモダン建築や高層建築は、大阪ということもあってほとんどは実際に見たことがあったり入ったことがあったりで興味深かった。
そして、私が好きなテレ東の「名建築で昼食を」大阪編で見た建物が、いくつも紹介されていてちょっと嬉しかった‼️
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